FX FX自動売買

裁量トレード(ナンピン)とループイフダン・トラリピとの違い

サムネイル:ナンピンとリピート型自動売買の違い

この記事を読むのに必要な時間は約12分です。

こんにちは、サイです。

 

キツネくん
自動売買って何だかあやしいし、仕組みがよく分からない…
ウサギくん
自動売買のループイフダンやトラリピって本当に稼げるの?

投資初心者さんの中には、自動売買に対してこのように感じている人も多くいるかと思います。


結論から言えば、自動売買はリスクコントロールをしっかりすればちゃんと稼げます。

ただ裁量トレードと比べたときに、「裁量トレードより効率よく稼げるか」と言われれば、難しいように思います。

しかしそれでも、自動売買には裁量トレードにはないメリットや魅力があります。

 

そこで今回は、ループイフダンやトラリピなどのリピート型自動売買と裁量トレードを比較しながら、「それぞれどういった人に向いているのか」というところまでお話します。

 

なお今回、比較対象にするのは「リピート型自動売買」だけで「ストラテジー型自動売買」はとりあげません。

そもそも「リピート型自動売買」って何?「ストラテジー型自動売買」って何?と言う人は、まず下の記事を見てみてください。

サムネイル:リピート型自動売買とは
【FX自動売買・前編】リピート型自動売買とは?特徴や扱う証券会社をご紹介

この記事では、ループイフダンやトラリピなどの「リピート型自動売買」について解説します。
リピート型自動売買は、仕組みがシンプルな投資初心者でも取り組みやすい商品です。
その仕組みやメリット・デメリットなど、ポイントをおさえてわかりやすく解説します。

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【FX自動売買・後編】ストラテジー型自動売買とは?特徴や証券会社をご紹介

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また、裁量トレードもたくさん手法があるので、今回はナンピンと比較します。

ナンピンについてもよくわからない人は、まずは下の記事を見てください。

サムネイル:FXのナンピン
FXで「ナンピン」はやってはいけない手法なのか?

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ループイフダンやトラリピは稼げる!でも…

まず、ループイフダンやトラリピなどのリピート型自動売買はちゃんと稼げます

なぜそう言えるかというと、すでにそれらで稼いでいる人がたくさんいるからです。
例えば自動売買界隈では次の方々が有名ですが、彼らは常時トレード成績を公開していていずれも収益をあげています。

・鈴さん ブログ / twitter

・さみーさん ブログ / twitter

・あっきんさん ブログ / twitter

・サトウカズオさん ブログ / twitter

 

また、彼らはブログやtwitterで自動売買の設定内容を公開しています。

そのため自身の資金量に合わせて取引数量だけ調整して、設定をそのまま丸パクリしてしまえば、だれでも同じ利回りで稼ぐことができます。


自動売買で勝っている彼らは、ループイフダン・トラリピなど使っているシステム自体はさまざまですが、1つ共通して言えることがあります。

それは、「リスクを抑えて、低い利回りを狙っている」ということです。

 

彼らは自動売買で月利1%、多くても3%程度を狙っています。

これは裁量トレードで狙える値と比べると、小さめな割合です。

 

例えば、鈴さんはトラリピで2000万円以上を運用していて、平均月利1%で毎月20万円以上の利益を得ています。

自動売買の利益だけで十分生活していけるレベルです。

ただ、多くの人はそこまで投資につぎ込める資金は持っていないでしょう。

 

仮に原資100万円で月利1%なら年間12万円しか稼げません。
原資10万円なら、1年かけて1万2千円です。

しかし、FXで投資をやろうという人は、この利益・利回りでは満足できないという人がたくさんいるのではないでしょうか。

 

リピート型自動売買は、

・勝っている人の設定を丸パクリすれば、ド素人でも稼げる
・その仕組み上、低い利率を低リスクで狙うのには最適だけど、高い利回りを狙うのは難しい

こういった金融商品です。

 

続いてリピート型自動売買の特徴を見ながら、「なぜリピート型自動売買で、高い利回りを狙うのが難しいのか」ということを説明していきます。

 

ちなみに月利1%(年利12.7%)は、あくまで裁量トレード(ナンピン)で狙える数値と比べると低い利回りというだけです。
投資以外の金融商品、例えば、
・普通預金:年利0.0001%
・定期預金:年利0.03%
・個人年金:30年かけて5%(年利0.17%)
などと比べると、十分に破格な数字です。

 

 

リピート系自動売買の主な特徴【高い利回りは難しい】

ここで、リピート系自動売買の主な特徴を見ていきます。

主な特徴は次の3つで、細かい仕様の違いはあれど、これらはループイフダンやトラリピなどいずれにも共通して言えるものです。

① 買い注文ならば、任意の値幅下がったらポジションを買い増していく(売り注文はその逆)
② システムの設定を同じにすれば、だれでも同じ内容を再現できる⇒人の真似ができる
③ 勝っている人のやり方を完コピできる⇒ド素人でも勝てる

 

②と③については、説明不要でしょう。

問題になってくるのは、1つ目の特徴です。

 

ここでは1つ目の特徴について、ループイフダンの仕様を用いて説明していきます。

ループイフダンは、取引する通貨ペア、売り買いの方向、狙う値幅、1ポジションあたりの取引数量を設定します。

 

例えば、

ループイフダン設定画面

 

・取引通貨ペア:ドル/円

・トレードする方向:買い

・狙う値幅:50pips

・1ポジションあたりのロット数:1ロット

という設定をすると、下の模式図のようにシステムを作動させた段階から、任意の値幅=50pips下がるごとにポジション(1ロット)が買われていきます。
そしてエントリーしたポジションから50pips高いレートになったところで、自動的に利確されていきます。

模式図:ループイフダンの仕組み

 

この模式図だけで見るとすごく効率のよい仕組みに見えるかもしれませんが、実際にはこれは自動売買の弱点でもあります。

①の特徴から生じる弱点を含め、リピート型自動売買には次のような弱点があります。

 

リピート型自動売買の弱点

リピート型自動売買の弱点は、次の4つです。

1:安くないレートでもポジションを立ててしまう【塩漬けポジションができる】
2:はじめに取引する通貨ペアを決めなければならない
3:ロットの調整やポジションの平均化ができない
4:相場の急変動に対応しづらい

 

 

1:安くないレートでもポジションを立ててしまう【塩漬けポジジョンができる】

FXの原則は、
・安く買って高く売る
・高く売って安く買い戻す
極論はこの2つしかありません。

しかしリピート型自動売買ではシステムの仕様上、安くもないのに買いポジション(高くもないのに売りポジション)を立ててしまいます。

 

例えば、下図中のAやBの買いポジションは、レートの状況次第では「安い水準」とは言えない場合があります。

リピート型自動売買は、レート全体を見て相対的に価格が安いか高いかを判断してポジションを立てるのではなく、あくまでシステムを稼働させた段階から設定した数値分レートが動いたらポジションを立てます。

安い水準ではないということは自ら不利なポジションを立てるということであり、こういった不利な買いポジションは実際には下の図のように、決済できずに塩漬けポジションになることが多々あります。

模式図:ループイフダンの弱点1

 

そしてこれが、裁量トレードと比べて高い利回りを狙えない最大の理由です。

 

リピート型自動売買では、含み損のポジションを複数抱える場面が必ず出てきます。

そこで高い利回りをねらって、ロット数・レバレッジを上げ過ぎると、多くの証拠金を拘束されて新たにポジションを立てられず、ただただ含み損に耐え忍ぶだけという状況におちいってしまいます。

 

一方で、裁量トレード(ナンピン)の場合は、安い水準・高い水準を見極める目さえ持っていれば、AやBでポジションを立てることはまずありません。

買いトレードならば安い水準だけを狙えるので、リピート型自動売買ほどの含み損は抱えず、つまりは1ポジションごとのレバレッジを上げることができ、より高い利回りを狙えます。

 

 

2:はじめに取引する通貨ペアを決めなければならない

リピート型自動売買の場合は、はじめにシステムを稼働させる通貨ペアを決めてしまわなければいけません。

 

しかし、裁量トレードの場合は自由です。

複数の通貨ペアを監視しながら、安い水準(高い水準)になった通貨ペアのみを狙い撃つことができ、いわゆる「後出しじゃんけん」で勝つことができます。

 

 

3:ロットの調整やポジションの平均化ができない

まず裁量トレード(ナンピン)の場合は、複数のポジションで含み損を抱えることがあっても、それらを平均化して含み損を解消しやすくすることができます。

また「ロットを傾斜配分することで、含み損を長期間抱えるリスクをより下げる」といった工夫をすることも可能です。

一方でリピート型自動売買の場合は、複数ポジションの平均化ができないので、裁量と比べてより長く含み損を抱えやすいです。

 

模式図:ループイフダンの弱点2

 

例えば上の図の場合、リピート型自動売買(図1)であれば、買った4つのポジションごとに設定した値幅分の利益がでなければ利確されません。

 

しかし、裁量トレード(ナンピン)の場合はポジションを平均化できるので、図2であれば、平均レート100.75よりも上であればどこででもプラスで利確できます。

図2の平均レート ⇒(101.5+101.0+100.5+100.0)÷4=100.75

 

また、裁量トレード(ナンピン)であれば、ポジションごとのロット操作も自在なので、図3のように平均レートをさらに下げてより安全にトレードすることもできます。

図3の平均レート ⇒{(101.5×1)+(101.0×2)+(100.5×3)+(100.0×4)}÷10=100.5

 

 

4:相場の急変動に対応しづらい

これは言わずもがな誰でもわかることですが、自動売買稼働中に急変動が発生して売買方向と逆行すると一気に含み損を抱えます。

その場合は含み損を抱えてひたすら耐えるか、システムを停止して損切りするか状況にあわせて選択する必要があります。

 

ちなみに売買方向に順行するカタチで急変動すれば爆益になるか、というとそんなことはありません。

例えば買い方向であれば、自動売買は一定値下がらないとポジションを追加しないからです。

そのため相場が急上昇すれば、ポジションを積み増すこともできずにただその様子を見ているだけになります。

 

一方で裁量トレードはどこでエントリーしようと自由なので、もしも急変動が起こっても自動売買以上に臨機応変に対応できます。

 

リピート系自動売買の基本戦略

以上の弱点があることから、リピート型自動売買の基本戦略は

塩漬けポジションができる前提で、1ポジションあたりのロット数・レバレッジをかなり下げる
・塩漬けポジションを持ちながらも、その他のポジションでコツコツと利益を積み上げていく
・レバレッジを下げれば安定して勝てるけれど、高い利率を望むのは難しい

ということになります。

 

一方で裁量トレード(ナンピン)は、リピート系自動売買にはない次のような利点があります。

・安いレートで買える、高いレートで売れる
・ポジションを平均化できる
・状況にあわせて、自在に好きな通貨ペアでトレードできる
・相場の急変動に対応しやすい

 

これらの利点から裁量トレードの方が、自動売買よりもリスクを取りやすく、資金効率や利回りの面で優れています。

 

キツネくん
じゃあ、自動売買ダメじゃん!

そう思われるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。

 

 

リピート型自動売買が向いている人・裁量トレード(ナンピン)が向いている人

自動売買よりも裁量トレード(ナンピン)の方がリスク管理・資金効率・利回りの面で優れていますが、じゃあ「みんな裁量トレードをやればいい!」というわけでもありません。

 

そこでそれぞれに向いている人を整理しました。

 

リピート型自動売買が向いている人

リピート型自動売買が向いている人は次の通りです。

・裁量トレードで勝てない人
・裁量トレードをする時間的余裕がない人
・資金が潤沢にある人
・少額ずつでも資金を増やしたい人

 

裁量トレードで勝てない人

裁量トレードを何か月~何年やっても勝てない人、ひたすら資金を削られてばかりの人は、自動売買にシフトするのもアリです。
くり返しますが、自動売買は他人の設定を丸パクリできるので、勝っている人の設定を真似すれば当たり前ですが勝てます。

 

裁量トレードをする時間的余裕がない人

トレードに要する時間はトレードスタイルにもよりますし、よっぽどでない限りは「裁量トレードする時間がまったくない」という人は少ないでしょう。

しかしそれでも、仕事・家事・育児が忙しく、なかなか日々トレードする時間をとれない人も中にはいると思います。

そんな状況でもトレードをやって稼ぎたいという人は、自動売買をやるのも手です。

 

資金が潤沢にある人

投資の世界は、資金力がある人が圧倒的に有利な世界です。
例えば資金2000万円あれば月利1%でも、自動売買で毎月20万円の不労所得をつくれます。

 

少額ずつでも資金を増やしたい人

資金がなければ、自動売買をやらない方がいいのかといればそういうワケでもありません。
要は、それぞれがどれぐらいの利益を目的にしているのかが重要です。

資金が少なくても、コツコツと小遣い稼ぎを目標にして自動売買をするのもOKです。

 

 

裁量トレードが向いている人

裁量トレードに向いている人は、単純にリピート型自動売買に向いている人の逆です。

・裁量トレードで勝てる技術を持っている人
・裁量トレードで勝てるようになりたい人
・できるだけ高効率で、早く大きく資金を増やしたい人
・資金があまり多くない人
・裁量トレードをする時間的余裕がある人

 

 

おわりに

今回は、

・リピート型自動売買の特徴
・裁量トレード(ナンピン)との比較
・リピート型自動売買に向いている人・裁量トレードに向いている人

についてお話しました。

 

ちなみに私自身は、リピート型自動売買もやったことがありますが、現在は裁量トレードのみをやっていて自動売買はやっていません。

 

その理由は次の4つです。

・裁量トレードをする時間的余裕がある
・裁量トレードで稼ぐ技術を持っている
・高効率で資金を早く増やしたい
・自動売買だけで毎月数十万円稼ぐほどの資金力がない

 

ただ、いずれは私も自動売買をやりたいと思っています。

私は裁量トレードで稼げていますがもはや作業ゲーと化していて、FXがおもしろいとも感じていません。
ゲスな話ですが、金さえあれば自動売買で基本ほったらかしで、悠々自適に稼ぎたいです。

 

みなさんもぜひ自分の状況、目的に照らし合わせて、どういったトレードするのが一番いいのかぜひ考えてみてください。

 

それでは今回は以上です。

 

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