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【FX自動売買・後編】ストラテジー型自動売買とは?特徴や証券会社をご紹介

この記事を読むのに必要な時間は約10分です。

こんにちは、サイです。

 

今回は、【FX自動売買・後編】です。

前編ではFX自動売買の内、「リピート型自動売買」についてお話しましたが、今回は「ストラテジー型自動売買」についてお話します。

 

なお、前編を読まれていない方は、ぜひこちらからどうぞ。

サムネイル:リピート型自動売買とは
【FX自動売買・前編】リピート型自動売買とは?特徴や扱う証券会社をご紹介

この記事では、ループイフダンやトラリピなどの「リピート型自動売買」について解説します。
リピート型自動売買は、仕組みがシンプルな投資初心者でも取り組みやすい商品です。
その仕組みやメリット・デメリットなど、ポイントをおさえてわかりやすく解説します。

続きを見る

 

 

ストラテジー型自動売買とは?

ストラテジー型自動売買とは、売買のストラテジーをトレーダー自身で自由に選択、設定、もしくはイチから開発できる自動売買のことです。

 

ストラテジー型自動売買の種類

ストラテジー型自動売買には、大きく分けて次の4種類があります。

・ストラテジー選択型(オリジナル)
・ストラテジー選択型(ミラートレード)
・ストラテジー設定型
・ストラテジー開発型

 

ストラテジー選択型(オリジナル)

ストラテジー選択型(オリジナル)は、証券会社が提供する独自の売買ストラテジーから好きなものを選択しておこなう自動売買です。

 

ストラテジー選択型(ミラートレード)

ストラテジー選択型(ミラートレード)は、プロトレーダーなどが作成した売買ストラテジーの中から、成績が優秀なものなど好きなものを選択しておこなう自動売買です。

証券会社のサービスごとに提示されている数百~数千もの売買システムの中から選びます。

 

ストラテジー設定型

ストラテジー設定型は、選択型とは違い、自分で売買ルールを設定しておこなう自動売買です。

 

設定するといってもイチからプログラミングをするわけではありません。
証券会社のあらかじめ用意されているテクニカルツール、たとえば「移動平均線がゴールデンクロスしたら買いエントリーをする」といったツールを、自分で数値設定もしながら組み合わせていくことで、売買プログラムを構築していきます。

 

ストラテジー開発型

ストラテジー開発型は、自分でイチから売買ストラテジーをプログラミングしていく、もしくは他者がプログラミングした売買ストラテジーを手に入れて運用する自動売買です。
メタトレーダーのEA(エキスパートアドバイザー)がこれにあたります。

 

 

ストラテジー型自動売買のメリット・デメリット

ストラテジー型自動売買は、選択型、設定型、開発型で仕組みが違うので、メリット・デメリットもそれぞれ特有のものがあります。
しかし、いずれも「自動売買」ということで次のような共通したメリット・デメリットもあります。

 

共通のメリット・デメリット

共通のメリット:
・基本的には放置でOK

・感情に左右されずにトレードできる

・4時間365日、稼働してくれる

機械任せなので、基本は放置でOK。

人間のように感情に左右されて非合理的なトレードをしてしまう恐れもなく、淡々とトレードを繰り返してくれます。

また、人間ではどうしても稼働限界がありますが、自動売買なら24時間365日稼働してくれます。

 

共通のデメリット:
・裁量トレードと比べて、取引コストが割高

・急激な相場変動に弱い

自動売買という性質上、手動でおこなう裁量トレードと比べると取引コストが割高になります。

 

また、あくまで事前に設定したストラテジーを淡々と繰り返すだけですから、人間のように急激な相場変動に対して危機回避することがどうしても不得手です。

(設定次第で、急変動時のリスクを極力抑えることはできますが…)

 

 

次に選択型、設定型、開発型それぞれ特有のメリット・デメリットをご紹介します。

 

ストラテジー選択型のメリット・デメリット

メリット:
・テクニカル分析の知識が不要
・ファンダメンタル分析の知識が不要

選択型は、証券会社側が提示する売買ストラテジーの中から、基本的には実績のあるものを選択するだけなので、特別な知識はいりません。

 

デメリット:
・儲かる売買ストラテジーを見つけられるとは限らない
・負けてもストラテジーの中身を変更することはできない→成長の余地がない

数百~数千もの売買ストラテジーが提示されますが、その多くは長期的に見ると勝てないストラテジーです。
まあ当然ですよね、それらがみな勝てるストラテジーなら誰しも楽勝で億万長者です。
現時点の相場状況にハマるストラテジーを、自分でうまく選ぶ必要があります。

 

また現状は成績のいいストラテジーでも、365日好調に勝ち続けることはまずあり得ないので、相場状況に応じて定期的にストラテジーを乗り換える、もしくは複数のストラテジーにリスクを分散する必要があります。

 

さらに、負けたときにストラテジーを乗り換えることはできますが、負けたストラテジー自体を書き換えて改善することはできませんので、あまりスキルの成長余地がありません。

 

 

ストラテジー設定型のメリット・デメリット

メリット:
ファンダメンタル分析の知識が不要

設定型もファンダメンタル分析の知識は不要です。
ただし選択型と異なり、自分で移動平均線やMACDなどのテクニカルツールを組み合わせてストラテジーを構築するので、テクニカル分析の知識は必須です。

 

デメリット:
・“勝てる”ストラテジーを構築するのが単純に難しい

開発型のようにイチからプログラミングをするわけではないので、ストラテジーをつくること自体は比較的容易です。

その反面、証券会社が提示するテクニカルツールのみを組み合わせてつくることになるのですから、裁量トレードや開発型のような圧倒的な自由度はありません。
いくらかの制限があるなかで、勝てるストラテジーを構築するのが単純に難しいです。

 

 

ストラテジー開発型のメリット・デメリット

メリット:
・自分でつくる場合は、他の自動売買よりも勝てる可能性が一番ある

自分でプログラミングをして売買システム(EA)を開発する場合は、そもそも裁量で勝てる手法を持っていて、それを自動化するためにEAをつくるという流れになります。
勝てない手法をプログラミングしたって、時間のムダですからね。
もともと勝てているのですから、それを100%再現出来たらそりゃ勝てますよ。

 

デメリット:
・自分でつくる場合は、プログラミングの知識が必要
・他者がつくったものを利用する場合は、詐欺まがいのものがたくさんありすぎて、良いものの見分けがつかない
・他者がつくったものを利用する場合は、負けたときに改善できず成長の余地がない

メリットの部分でも話しましたが自分でつくる場合は、①裁量で勝てる手法を持っているうえで、②プログラミングの知識が必要ですので、実践するにはかなりハードルが高いです。

なお、プログラミングを他者に依頼してつくるという手もありますが、専門技能を要するだけあって開発費用がかなり掛かってしまいます…

 

また、ストラテジーの中身もプログラミングも他者に依存しきって、人が開発したEAを買うと言う手もありますが、こちらは絶対にオススメしません
詐欺商品が横行しているからです。
中身スッカラカンで勝てないEAを高額で売りつけられるのがオチです。

 

仮に良いEAが手に入っても、それも24時間365日確実に勝ち続けられるわけではありません。
負けた際に、自分がつくったものではないために改善できないのでオススメしません。

 

 

証券会社ごとの比較

①ストラテジー選択型(オリジナル)、②ストラテジー選択型(ミラートレード)、③ストラテジー設定型それぞれで、主な証券会社の比較表をつくりました。

なおストラテジー開発型は、メタトレーダーでEAを稼働させるということでメタトレーダーが使える証券会社ならどこも基本同じであるため、ここでは特段紹介しません。

 

①ストラテジー選択型(オリジナル)

サービス名証券会社デモ最小取引通貨手数料スプレッドUSD/JPY詳細
エコトレFXひまわり証券1万要※12銭詳細
トライオートFXインヴァスト証券※21,000要※3 0.3銭詳細 

※1:エコトレFXの取引手数料は、1万通貨あたり片道100円です。

※2:トライオートFXは、口座開設をした場合にのみデモ取引が可能です。

※3:トライオートFXの手数料は、変動制で1,000通貨あたり無料~片道20円です。

 

過去にはYJFX!も、トレードコレクターというサービスをおこなっていましたが、2017年7月にサービス終了となっています。

 

 

②ストラテジー選択型(ミラートレード)

サービス名証券会社デモ最小取引通貨手数料スプレッドUSD/JPY詳細
シストレ24インヴァスト証券※15,000無料変動型詳細
セントラルミラートレーダーセントラル短資FX5,000無料変動型詳細
みんなのシストレみんなのFX1,000無料変動型詳細
アヴァDupliTrade アヴァトレード・ジャパン1,000※2無料変動型詳細

※1:シストレ24は、口座開設をした場合のみ、デモも利用可能。

※2:アヴァDupliTradeは、初回に20万円以上を口座に入金しなければリアルトレードを始められません。

 

 

③ストラテジー設定型

サービス名証券会社デモ最小取引通貨手数料スプレッドUSD/JPY詳細
ちょいトレFXFXプライム byGMO1,000無料1銭詳細
シストレFXカブドットコム証券1,000無料0.2銭詳細
シストレ365FXブロードネット1万無料※1変動型詳細

※1:シストレ365は、手数料はかかりませんが決済時に売買利益が出ると成果報酬として利益額の20%を取られます。

 

結論:ストラテジー型自動売買はあまりオススメしない…

ここまでストラテジー型自動売買のメリット・デメリットや証券会社ごとの比較を紹介しましたが、次の理由からストラテジー型自動売買はあまりおすすめできません。

・選択型(ミラ―トレード)以外はデモトレードができない

・デモトレが可能なミラートレードこそ、一番のブラックボックス

・過去にストラテジー選択型自動売買サービスをやめた会社がある

 

理由1:選択型(ミラ―トレード)以外はデモトレードができない

ストラテジー選択型(ミラ―トレード)の「セントラルミラートレーダー(セントラル短資FX)」、「アヴァDupliTrade(アヴァトレード・ジャパン)」以外は、どこの証券会社もデモトレードができないようです。

 

特に、ストラテジー設定型でデモトレードができないのはイタいです。

設定型は、自分でいろいろなテクニカルツールを組み合わせてストラテジーを構築するので、試行錯誤が必要なんですけどね。

 

一応、設定型は口座開設してしまえばどの証券会社もバックテスト機能が使えるようにはなっています。

でも「興味があったらまずは口座開設しろ!」というのは、いくら口座開設が無料と言えども、ちょっと手が出しづらいですよね。

 

 

理由2:デモトレが可能なミラートレードこそ、一番のブラックボックス

ストラテジー選択型(ミラートレード)は、正確に中身を把握できないストラテジーに自分のお金の生き死にを預けることになります。

個人的には、これほど不安定で恐ろしいことはないと思っています。

 

確かに実績のあるストラテジーを選べば、その中身がどうだろうが稼げるのかもしれません。

しかし24時間365日どんなことがあっても、100%勝ちを保証してくれるならいいですが、決してそうではありませんからね。

何だかよくわからないまま、お金が減ったり増えたりするのは恐ろし過ぎます。

 

また中身を把握できておらず修正もできない以上、負けたときに改善することができません。

デモトレができたところで、そこで練習しても改善できないのですから、あまり意味はありません。

 

 

理由3:過去にストラテジー選択型自動売買をやめた会社がある

ストラテジー選択型自動売買は、過去にそのサービスを終了した証券会社がいくつかあります。

それはつまり、例えば証券会社側が儲からなかったり、ユーザーの評価が低かったりと何かした問題があったのだろうと思います。

その時点で、心から信用するのは難しいです。


なおストラテジー開発型で、自分で開発できるのであれば話は別です。

勝てる手法を持っていて、かつそれをプログラミングで再現できるならばまったく問題ありません。

もし修正すべき点が発生しても、自分で直して改善していけばOKです。

 

ただやはりストラテジー開発は、プログラミングができるかどうかが重要なので、多くの人にとってかなりハードルが高いです…

 

 

一応、ミラートレードをデモで検証しました

いろいろと否定的な意見を言ってきましたが、やってみないと分からない部分もありますので、一応ミラートレードをデモで検証しました。

その結果は次の記事にまとめていますので、興味のある方はぜひ見てみてください。

サムネイル:ミラートレーダー検証まとめ
ストラテジー型自動売買(ミラートレーダー)デモ検証結果【1ヶ月まとめ】

ストラテジー型自動売買のひとつである「セントラル短資:ミラートレーダー」の、1ヶ月間の検証結果をまとめました!
また、実際に検証してみて感じたストラテジー型自動売買のメリット・デメリット、ストラテジー型自動売買はおすすめできるものかどうかについても、解説します。

続きを見る

 

それでは、今回は以上です。

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