FX

FXは勝ちやすい時間帯がある!?時間帯ごとの特徴をご紹介

サムネイル:為替市場の時間帯ごとの特徴

この記事を読むのに必要な時間は約9分です。

こんにちは、サイです。

 

キツネくん
FXは時間ごとに動きに特徴があるって聞いたけど、本当?

特徴があるなら、それはどういったものなの?

今回は、こんな疑問にお答えします。


24時間取引が可能なFXですが、その中でも実は、時間帯によってよく表れる値動きの特徴というものがあります。

そしてその特徴を事前に知っておくと、自身のテクニカル手法と掛け合わせることで、より優位性の高いトレードをすることができます。

 

そこで今回は、私自身もよく意識している FXにおける時間帯ごとの特徴と、それを生かしたトレードシナリオの実例 ご紹介します。

 

世界3大市場の取引時間

FXでの時間帯ごとの特徴を学ぶ前に、まずは投資の世界では「世界3大市場」というものがあることを知っておきましょう。

 

「世界3大市場」とは、世界の金融市場において特に外国為替取引量の多い「東京市場」「ロンドン市場」「ニューヨーク市場」の3つの市場のことです

 

世界3大市場の取引時間

日本時間(冬時間)日本時間(夏時間)現地時間
東京市場9:00  ~  15:009:00  ~  15:009:00  ~  15:00
ロンドン市場17:30  ~  1:3016:30  ~  0:308:30  ~  16:30
ニューヨーク市場23:30  ~  6:0022:30  ~  5:009:30  ~  16:00

※東京市場は年中同じ時間ですが、ロンドン・ニューヨークはサマータイムがあるので、日本視点だと夏・冬で1時間のずれが生じます。

 

東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場の取引時間を、投資の世界ではそれぞれ「東京時間」「ロンドン時間」「ニューヨーク時間」と呼びます。

また、これらの時間帯は、それぞれ特徴的な動きをすることがあります。

 

 

 東京時間の特徴と実例

東京市場の取引時間(東京時間)は、朝9時から15時までです。

 

東京時間では、取引する企業や投資家が日本人メインなので、米ドル/円などのクロス円での取引が中心になります。

 

東京時間には次のような特徴が出やすいです。

特徴①:前日のトレンドに比較的素直に従う

特徴②:仲値公示によってクロス円のレートが上昇する

 

 

特徴①:前日のトレンドに比較的素直に従う

東京市場は世界3大市場のひとつに挙げられていますが、他の2市場と比べると圧倒的に市場参加者、取引量が少ないです。

 

そのため、いわゆる“だまし”が発生しにくく、前日上昇トレンドを形成したなら引き続き上昇、下落トレンドなら引き続き下落、という流れを素直につくることが多いです。

東京時間中に、長期的なトレンドが反転するパターンはあまり多くありません。

 

トレンドの反転は、ロンドン時間以降に市場参加者が増えてきたり重要な経済指標などにより相場の方向性を左右する要因が追加されたりしてから起きることの方が多いです。

 

 

特徴②:仲値公示によってクロス円のレートが上昇する

「仲値」とは、銀行が毎日午前9時55分のレートを元に公示する、金融機関におけるその日一日の基準レートのことです。

 

為替レートは常に変動していますが、秒単位で変わるレートを基準にして企業(輸出・輸入企業や投資会社)での取引はできません。

そのため、毎朝その日の取引レートが決められています。

 

東京市場オープンの午前9時頃から仲値公示(午前9時55分)前後の時間帯は、企業の「円から外貨に両替する動き」が活発になりやすいです。

そのため、米ドル/円などのレートが上がることが多いです。

 

特に「ゴトー日(5や10のつく日)」は、決済日を「ゴトー日」に設定している貿易企業などが両替のためにドルを買うので、値動きが大きくなりやすいです。

 


では次に、①・②の特徴を踏まえた上でどのようなトレードができるのか、実際のチャートをいくつか見ながら解説します。

 

実例1:米ドル/円上昇トレンド中の値動き

2019年11月25日~27日の米ドル/円 15分足チャート

 

このチャートにおいて紫色に着色した部分は、前日ニューヨーク市場がクローズしてからロンドン市場がオープンするまで(日本時間の朝7時から17時)を示しています。

( ⇒東京時間を内包しています )

 

また、5分足チャートに日足ローソク足を重ねて表示して、「日足レベルの流れ」と「5分足レベルの細かい流れ」の両方を視認できるようにしています。

 

まず11月25日を見ると、日足は陽線を形成していること移動平均線が上向きになっていること から、25日は上昇トレンド だったことが分かります。

 

そして翌26日は、東京時間オープン前からトレンドに素直に従って上昇。

11時前後まで上昇した後、一旦の戻り目をつくっています。

 

また、最終的に26日は終日上昇トレンドを継続したので、27日東京時間中も同じようなパターンを繰り返しています

 

 

①の特徴を知っておくと、

ドル円において前日が上昇(下降)トレンドだった場合は、トレンドに素直にしたがって、東京市場オープン前後から買い(売り)を狙う。

というシナリオを立てることができます。

 

 

実例2:ドル円下落トレンド中、「ゴトー日」の値動き

2019年11月19日、20日 米ドル/円 5分足チャート

 

このチャートではまず、11月19日の日足が陰線を形成していること、移動平均線が下向きになっていることから、19日は下降トレンドだったことが分かります。

 

そして翌20日(ゴトー日)は、東京市場オープン前に一旦は下落するも、その後米ドルが買われて上昇

仲値公示後に再度下落するという動きを見せています。

 

仲値公示前後における、貿易企業などの決済(ドル買い)は、トレンドの状況に関わらずおこなわれます。

 

それを示す分かりやすい事例が、「原油の取引」です。

日本は火力発電での利用をはじめ、原油を輸入に依存し、絶えず買い続けています。

「為替レートが下降トレンド中だから、今日は原油買うのをやめた!」なんてことは当然できません。

 

よって ゴトー日は、下降トレンド中であっても、それに逆らった短期的な買いが発生することがよくあります。

 

東京時間の、①と②の特徴を両方知っておくと、

・ドル円において下降トレンド中の場合も、ゴトー日は戻り売りを狙わない方が無難。

・逆に上昇トレンド中のゴトー日は、より優位性が高い押し目買いを狙える。

といったシナリオを立てられます。

 

 

 ロンドン時間・ニューヨーク時間の特徴

世界3大市場の取引時間

日本時間(冬時間)日本時間(夏時間)現地時間
東京市場9:00 ~ 15:009:00 ~ 15:009:00 ~ 15:00
ロンドン市場17:30 ~ 1:3016:30 ~ 0:308:30 ~ 16:30
ニューヨーク市場23:30 ~ 6:0022:30 ~ 5:009:30 ~ 16:00

 

ロンドン市場の取引時間(ロンドン時間)は、夏時間 16:30~0:30、冬時間 17:30~1:30。

ニューヨーク市場の取引時間(ニューヨーク時間)は、夏時間 22:30~5:00、冬時間 23:30~6:00 です。

 

ロンドン市場の最中に、あとからニューヨーク市場もオープンするということですね。

 

ロンドン時間・ニューヨーク時間は次のような特徴があります。

特徴①:ロンドン市場オープン前後からトレンドが発生しやすい

特徴②:ロンドン市場のクローズ頃から、値動きが縮小していく

特徴③:重要な経済指標が多くあり、それに左右されることが多い

特徴④:ロンドンフィキシングでレートが急変することがある

 

 

特徴①:ロンドン市場オープン前後からトレンドが発生しやすい

ロンドン市場がオープンする前後の時間帯から、市場参加者が多くなり値動きが活発化、トレンドができやすくなります。

また、トレンドができる際は、東京時間にできた高値・安値にサポートされて、押し目・戻りを形成するパターンが見られることも多いです。

 

特徴②:ロンドン市場のクローズ頃から、値動きが縮小していく

ロンドン市場がクローズする前後の時間帯になると、市場参加者が手仕舞いをして減っていくので、徐々に値動きが小さくなってくることが多いです。

 

またその日、例えば上昇トレンドを形成していたとしたら、手仕舞いをする人たちは所有しているポジションを売って手仕舞うので、一旦上昇トレンドが止まったり、一時的に方向が反転することもあります。

 

特徴③:重要な経済指標が多くあり、それに左右されることが多い

ロンドン時間・ニューヨーク時間中は、市場に影響を与える重要な経済指標が発表されることが多く、それらの良し悪しによってそれまでのトレンドとはまったく関係なく、レートが急変することがあります。

 

特徴④:ロンドンフィキシングでレートが急変することがある

「ロンドンフィキシング」とは、ロンドン市場で金の価格が決定されること を言います。

そこで決定された金の価格が、その日の世界中での金の価格になります。

 

毎日、夏時間は日本時間0時冬時間は日本時間1時 に決定されます。

 

金はドル建てで取引されるため、為替レートにも影響がでます。

特に 月末月初 は、決済を控えた企業の影響もあり、トレンドの状況に関係なく、短期的に大きくレートが変動することがあります

 

では、こちらも①から④の特徴を踏まえて、いくつか実例を見ていきましょう。

 

 

実例1:ロンドン時間に入る時間帯の値動き

2019年12月9日~11日 ユーロ/米ドル 15分足チャート

 

このチャートで水色の〇の部分を見ていくと、12月9日と10日は東京時間にできた高値を更新したあと、ロンドン時間に入ってその価格にサポートされて、さらに上昇していることが読み取れます。

11日は逆に、東京時間の安値にサポートされて下落しています。

 

①の特徴を知っておくと、値動きが大きくなり始めた時間帯に、より優位性の高い場面で押し目買い・戻り売りを狙うことができます。

 

 

実例2:ロンドン市場クローズ後の値動き

2020年1月13日~15日 ユーロ/米ドル 15分足チャート

 

1月13日と15日は、ロンドン時間以降に短期的な上昇トレンドを形成。

ロンドン市場クローズ後に押し目をつくって再度上昇を試みるも、高値を更新するような勢いはできずトレンドが終息しています。

逆に14日は、ロンドン時間以降に下落トレンドをつくるも、ロンドン市場クローズ後に下落トレンドが終息しています。

 

②の特徴を知っていると、

・上昇トレンド中だけれど、ロンドン市場クローズ後の押し目買いは優位性が低いので控えよう

・上昇トレンド中だけれど、ロンドン市場クローズ後に逆張りで狙ってみよう

といったシナリオを立てることができます。

 

 

実例3:ロンドンフィキシングの値動き

2019年11月29日 ユーロ/米ドル 5分足チャート

2019年11月は29日が金曜日で、月末最後の営業日でした。

このチャートからは、29日のロンドンフィキシングにおいて、短期的に値動きが大きくなっていることが見て取れます。

 

④の特徴を知っておくと、

・ロンドンフィキシングでの値動きが予測できないので、今持っているポジションを一旦利確しよう

・ロンドンフィキシングは値動きが大きくなりやすいので、スキャルピングで利益を狙おう

といったシナリオを立てられます。

 

なお特徴③の経済指標で値が動くことについては示すまでもないので、ここでは実例を省かせてもらいます。

 

 

まとめ

FXでは、取引する通貨や時間帯の特徴をよく知っておくことが大変重要です。

知っているのと知らないのとでは、トレード実績にも差が出てきます。

 

そこで今回は、FXでの時間帯の特徴をご紹介しました。

なお、これらの特徴はあくまで「こういったパターンの動きをすることがよくある」というだけで、当然ながら必ずその特徴のとおり動くわけではありませんので、その点は注意してください。

 

また、これらの特徴を生かしてトレードする場合、優位性があろうともまずは過去のチャートを使って分析して、しっかりとトレードルールを構築してから実戦に臨んでください。

 

それでは、今回は以上です。

-FX
-

© 2021 サイブログ Powered by AFFINGER5