FX

マルチタイムフレーム分析は難しい?初心者でもできる分析手法を3つご紹介

サムネイル:マルチタイムフレーム分析手法

この記事を読むのに必要な時間は約6分です。

こんにちは、サイです。

 

FXで勝つためには、「マルチタイムフレーム分析が大事」だとよく言われます。

 

マルチタイムフレーム分析」とは、日足と1時間足と5分足など異なる時間軸のチャートを見て、相場の環境認識をすることです。

時には、「月足・週足・日足・4時間足・1時間足・15分足など、すべてを見て分析しよう!」という声も耳にします。

 

キツネくん
マルチタイムフレーム分析が大事だということはわかるけれど、具体的にどう分析すればいいのかわからないよ…

 

FXを始め立ての方の中には、このような悩みを持つ人もおられるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、初心者でもできる、シンプルなマルチタイムフレーム分析の手法を3つご紹介します。

 

 

初心者でもできるマルチタイムフレーム分析手法3つ

今回紹介するのは、次の3つの手法です。

手法1:上位足の移動平均線を下位足に表示させる

手法2:日足の4本値を意識する

手法3:ZigZag(ジグザグ)を使う

 

 

手法1:上位足の移動平均線を下位足に表示させる

FXでは、20日移動平均線(20MA)が一般的によく使われています。

これは1分足・5分足・1時間足・日足など、すべての時間足において共通しています。

 

また多くのトレーダーは、20MAを相場の方向性を判断するために使っています。

 

そこで、上位足の20MAを下位足チャートで表示させれば、そこから上位足のトレンドをうかがい知ることができます。

とてもシンプルな方法ですが、これも立派なマルチタイムフレーム分析手法の一つです。

 

では、実際にどのように分析するのか見ていきましょう。

 

例えば、5分足チャートで1時間足のトレンドを知りたい(=1時間足の20MAを表示させたい)場合は、240MA(20MA×12)を表示させます。

下のチャートは実際に米ドル/円の5分足チャートに、5分足の20MAと1時間足の20MA(5分足の240MA)を同時に表示したものです。

 

・ローソク足が1時間足の20MAよりも上にあること

・1時間足の20MAの傾きが上向きであること

この2つから、「上位足の1時間足レベルでは、上昇トレンド中である」 ということが分かります。

 

またその認識があれば、5分足の短期的な方向の変化に惑わされず、上昇トレンドの中で押し目買いを何度も狙えます。

 

もちろんこれはあくまで相場の環境認識ですので、エントリー・エグジットのルールを別途考えなければなりません。

しかし1時間足が上昇トレンドであることをちゃんと把握できていて、ひたすら5分足レベルでの押し目買いを狙っていけば、少なくとも大きく負け越すことはないでしょう。

 

なおこの手法は、例えば5分足チャートに15分足・30分足・1時間足・4時間足・日足の20MAをすべて表示させるなど、過度なことをするとせっかくのシンプルな手法が台無しになるので注意しましょう。

移動平均線を増やしすぎると、どの時間軸のトレンドに付き従うべきか判断が鈍ってしまいます。

 

チャートに表示する移動平均線は、2本または3本あれば十分にマルチタイムフレーム分析をすることが可能です。

 

 

手法2:日足の4本値を意識する

次の手法は「日足の4本値」を活用したものです。

 

4本値」とは、各ローソク足の始値(はじめね)、終値(おわりね)、安値(やすね)、高値(たかね)のことです。

 

中でも特に日足の4本値は、スイング・デイトレ・スキャル、どのトレードスタイルのトレーダーも注視しています。

つまりそれだけ、その4つの値の付近で何かしらのアクションを起こしやすいということです。

 

そこでそのアクションを生かして、「日足4本値を意識しながら、下位足でトレードする」 という方法があります。

これまたシンプルですが、立派なマルチタイムフレーム分析の一つです。

 

では、実際の例を見ていきましょう。

 

下の画像は、ユーロ/米ドル 15分足の実際のチャートです。

15分足チャートの上に、日足ローソク足を重ねて表示しています。

 

15分足と日足を重ねて見ていくと、日足の4本足に対して次のようなアクションが起きていることがわかります。

①:当日始値をブレイク後、それがレジスタンスとなって下落トレンドが加速。

②:前日終値をブレイク後、それがレジスタンスとなって下落トレンド継続。

③:前日始値にタッチして、一旦方向転換。

④:前日終値をブレイクしようとするも失敗してトレンド転換の兆しをみせる。

⑤:前日始値をブレイクし、明確に下落トレンドが終了。上昇に転じる。

⑥:前日終値をブレイクして上昇トレンドを継続しようとするも、失敗して反転。

 

どうでしょうか。

下位足に日足4本値を重ね合わせるだけでも、実に多くの情報を得ることができます。

 

こういった情報から、日足4本値を意識するだけで、下位足でのデイトレやスキャルにおいて、

・前日の終値をブレイクしたので、戻りを待って買いエントリーをする

・前日の日足終値に近づいたので、一旦利確する

など、いろいろなシナリオを立てることができます。

 

特にFX初心者で、サポート・レジスタンスラインがうまく引けないという人は、ぜひ一度「日足4本値」に着目してみてください。

 

なお、今回お見せしたチャートでは、15分足の上に日足を表示するためにMT4の無料カスタムインジケーター「HT_Higher_Candle」を使っています。

下の記事を経由して外部サイトからダウンロードできるので、ぜひこちらの記事も見てみてください。

関連記事
サムネイル:おすすめ無料インジケーター8選
チャートを読み解きやすくする、MT4のおすすめ無料インジケーター8選

この記事を読むのに必要な時間は約13分です。 こんにちは、サイです。   今回は私のおすすめのMT4無料インジケーターを8つ、ご紹介します。   なお今回紹介するものは、MACDや ...

続きを見る

 

 

手法3:ZigZag(ジグザグ)を使う

「ZigZag(ジグザグ)」は、設定した数値に応じて主要な高値・安値を結ぶラインを引いてくれるインジケーターです。

これをマルチタイムフレーム分析で上位足に使えば、上位足で意識される高値・安値などがよく見えてきます。

 

こちらも実例を見ていきましょう。

まずは、ZigZagを表示していない米ドル円 1時間足チャート。

 

次にZigZagを表示し、ZigZagがつくった高値・安値を元に水平線を引いたチャートです。

 

どうでしょうか。

ZigZagのおかげで重要な高値・安値がうまくピックアップされ、それを元に何度も意識されるレートが分かりやすくなっているかと思います。

 

例えば1時間足チャートで環境認識、5分足チャートでトレードする場合、ZigZagで1時間足をうまく分析できていれば、5分足でのトレードにおいて

1時間足で意識されるレートをブレイクしたので、戻りを待って買う

・上昇トレンド中に、1時間足での直近高値に到達したので、利確をする

といったシナリオを立てられます。

 

なおこれも例えば、「5分足でトレードする際に、15分足・30分足・1時間足・4時間足など複数の上位足にZigZagを表示して分析する」 といった方法もとれます。

 

しかしあまり複雑にしすぎると今度は分析が追いつかず、トレードチャンスをみすみす見逃すことにもつながりかねませんので、「やりすぎ」はオススメしません

 

 

まとめ

私自身、マルチタイムフレーム分析は大変重要な環境認識手法だと思っています。

しかし同時に、その手法はできるだけシンプルなものである方がよい と考えています。

 

なぜなら分析手法が複雑になればなるほど、迷いが生まれたり、自分でつくった条件を満たせずにみすみすトレードチャンスを逃がしたりすることになり得るからです。

 

また、FXにおいて100%勝つ方法は存在しないので、複雑な分析をしたら絶対勝てるというものでもありません。

 

例えば、1分足~30分足を用いてトレードをするなら、1時間足と日足の2つを分析に用いれば十分。

週足や月足まで使って、分析する必要はないと思っています。


今回は、FX初心者でもできる簡単なマルチタイムフレーム分析手法を、3つご紹介しました。

ぜひあなた自身でも様々な検証をして、自身のトレードスタイルにあったマルチタイムフレーム分析手法を探してみてください。

 

-FX

© 2021 サイブログ Powered by AFFINGER5