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FXで「ナンピン」はやってはいけない手法なのか?

サムネイル:FXのナンピン

この記事を読むのに必要な時間は約7分です。

こんにちは、サイです。

 

いきなりですが、皆さんは「ナンピン」を知っていますか?

 

ナンピンはトレード手法の一つで、「含み損が出ているポジションに対して新たにポジションを追加することで、平均レートを下げる行為のこと」なのですが、ナンピンに対する評価は賛否両論で、どちらかというと否定派の方が多いように感じます。

中には、「ナンピンには絶対に手を出してはいけない!!」という人もいます。

 

しかしナンピンは、本当にやってはいけないトレード手法なのでしょうか?

 

SNSなどを見てみると、ナンピンを使って利益を継続的に出しているトレーダーは結構います。

参考:ナンピンをよく使っているトレーダーさん

無限ナンピンシューさん(@0808Raideeker

三平さん(@FXman_yen

引きこもり投資家さん(@JO0sthSYpVRt2hn

 

かく言う私もナンピンをよく使っていて、

ナンピンは使い方次第で、良いものにも悪いものにもなり得る手法だ

と考えています。

 

 

そこで今回は、

・そもそもナンピンとは?

・下手なナンピンと上手なナンピン【下手なナンピンはすかんぴん】

・ナンピンのメリット・デメリット

この3つについてお話します。

 

特に「ナンピンはダメだ!!」とはじめから毛嫌いしている人トレードで行き詰って利益を出せずにいる人は、ぜひ読んでみてください。

 

 

そもそもナンピンとは?

ナンピン(難平)とはFXや株取引などの売買手法のひとつで、含み損が出ているポジションに対して、新たにポジションを追加することで平均レートを下げる行為をいいます。

ナン(難=損)を(平)均化することから、ナンピン(難平)といいます。

 

通常は、例えば買いでエントリーするなら、買ったレートから一定値上がれば利確、一定値下がれば損切りします。

 

一方ナンピンで買いエントリーした場合、買ったレートから一定値上がれば利確、下がった場合はポジションを買い増ししていきます。

そのため上手くいけば、平均レートを下げることで損失を出さない、もしくは利益を残すトレードができます。

ただしナンピンで失敗すると、ポジションを追加する度に含み損をドンドン膨らませることにつながります。

 

このことからナンピンは、ポジション管理・資金管理が重要になってくるやや上級者向けのスキルと言えます。

 

下手なナンピンは素寒貧(すかんぴん)」という投資格言があるくらい、“ナンピンには、むやみに手を出すなよ!”と言われています。

また、そういった言葉があるため、ナンピンを最初から毛嫌いする人も多くいます。

 

じゃあ、本当にナンピンはダメな手法なのかというと決してそうではありません。

ナンピンは格言にもあるとおり、「下手なナンピン」をしてはいけないというだけです。

 

では何が「下手なナンピン」で何が「上手なナンピン」なのでしょうか?

 

 

下手なナンピンと上手なナンピン【下手なナンピンはすかんぴん】

 

下手なナンピンは、

元々の計画でナンピンを想定していない。

含み損が膨らんでしまって、損失が怖くなってヤケクソでポジションを追加する。

というものです。

 

一方、上手なナンピンは、

最初からナンピンする可能性を考えてエントリーしている。

そのためスタートの段階で、ナンピンができるロット数でエントリーし、どこで利確やナンピンをするかあらかじめ決めている。

というものです。


下手なナンピンをしてしまう場合は、そもそも最初のエントリー時はナンピンすることを想定していません。

そのため、最初のエントリー時点で、ある程度の大きさのロットを張っています。

 

そこで含み損が膨らんでしまって、損失を出したくなくて追加エントリーしてしまうと、

・もともと追加を想定していないので、追加するレートに根拠もなく、適切であるはずがない

・最初のエントリーでロットを張っているので、何度もポジションを積み増すほどの余力もなく、“泣きの1回”状態になる

といった問題点が出てきます。

 

結果、ただただ含み損のポジションを目一杯追加しただけ、まさに「下手なナンピンすかんぴん」を体現することになってしまいます。


それに対して上手なナンピンの場合は、そもそもナンピンが起こり得ることが前提なので、最初のエントリーのロットはかなり抑えます。

 

ナンピンをするレートもあらかじめ決めてあるので、含み損を抱えてもまったく慌てることはありません。

ナンピンするレートに到達したら、淡々とポジションを積み増しして、保有ポジションの平均レートに対して利益が出る状態までレートが回復したら利確する。

ただそれだけです。


 

どうでしょうか?

ナンピンそのものが悪いのではなくて、上手なナンピンをすればそれは立派な手法の一つだと、なんとなくご理解いただけたでしょうか。

 

続いては、ナンピンのメリット・デメリットを掘り下げていきます。

 

 

ナンピンのメリット・デメリット

ナンピンのメリット

ナンピンには、次の2つのメリットがあります。

・相場の値動きを当てる必要がない

・損切り回数がかなり少ない

 

相場の値動きを当てる必要がない

これがナンピンの最大のメリットです。

 

1回のエントリーのみで勝負をするトレードの場合、相場の値動きを予測して、上がると予測したなら買いでエントリー、予測が当たったら利確、外れたら損切りをすることになります。

 

しかしナンピンの場合は、当然どちらに動くか予測はしますが、それが正確に当たる必要はまったくありません。

逆方向に動いてもポジションを積み増すだけですから。

 

そもそも相場はランダム性がありますので、ドンピシャで相場の上げ下げを当てることはかなり難しいです。

ナンピンは、相場の予測に余裕を持たせてくれます。

 

 

損切り回数がかなり少ない

先ほど示したとおり、ナンピンは相場の予測に余裕を持たせて、逆方向に少々動いてもポジションを積み増すことで対応できます。

 

含み損は想定の範囲内なので、例えばトランプ大統領が爆弾発言をして相場が急変動するなどの想定外の動きがない限りは、まず損切りをしません。

 

そのため、1回のエントリーのみで勝負するトレードと比べると、格段に損切り回数が減ります。

 

 

 

ナンピンのデメリット

ナンピンのデメリットは次の2つです。

・ポジションの長期保有で、トレードチャンスを失うことがある

・1度に多くのロットを張るトレードよりも、1回あたりの利益が少なくなることがある

 

 

ポジションの長期保有で、トレードチャンスを失うことがある

ナンピンは相場が予測の逆方向に動いたらポジションを積み増して、基本的に含み益に反転するまで保有するため、ポジションの拘束時間が長くなりがちです。

 

そのため、よほどロット管理に余裕を持たせている場合以外は、例えば「ポジションを取った後に、別の通貨ペアでもポジションを保有する」といったことが難しくなってきます。

 

このように、ポジションを長く保有することによって、他のトレードチャンスの機会損失につながることは起こり得ます。

 

 

1度に多くのロットを張るトレードよりも、1回あたりの利益が少なくなることがある

ナンピンではポジションの積み増しに備えて、エントリー1回あたりのロット数を抑えます。

 

しかし、ナンピンの必要もなく予測通りに相場が動いた場合、当然ロットが少なかろうが利確をするので、1度に多くのロットを張るトレードよりも利益が少なくなるということが起こり得ます。

 

 

まとめ

今回はナンピンについて、

・そもそもナンピンとは?

・下手なナンピンと上手なナンピン【下手なナンピンはすかんぴん】

・ナンピンのメリット・デメリット

この3つをお話しました。

 

なんとなくでも、ナンピンについて理解してもらえたでしょうか。

 

特に、投資初心者はスタートの段階で「ナンピンは絶対にやってはいけない悪い手法だ!」とネットから刷り込まれる場合があるので、正直なところ今回の記事を読んでもらっても、まだ半信半疑な方もたくさんいるだろうと思います。

 

そんな方は、ぜひとも検証でもデモトレードでも少額トレードでもいいので、実際にナンピンを体験してみてください。

 

ナンピンを恐れる人の大半は、

「含み損のポジションが積み重なっていったら、どうするんだ!!」

という疑念があると思います。

 

しかし、相場の7割はレンジです。

実際にやってみると、計画的で適切なナンピンをやりさえすれば、身動きが取れなくなるような含み損を抱えることはほとんど起こらないということが体感できると思います。

 

特に、1回のエントリーのみで勝負しているものの上手く利益を出せないでいるという人は、だまされたと思ってぜひチャレンジしてみてください。

 

今回は以上です。

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