嫌われる勇気

嫌われる勇気

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「嫌われる勇気」
幸せになりたい人に読んでほしい一冊です。

ということは人類全員ですよね。
幸せにならずに不幸でいたい人間なんていないかと思います。

この本は

アドラー心理学に基づけば誰もが幸せになれるというものです。

…何か嘘くさい感じがしますよね。

アドラーは

「人はいま、この瞬間から幸せになることができる」

と言っています。

…やっぱり嘘くさいですか?

この書籍には幸せになるための思考法が書かれています。
幸せになる方法は「誰かの役に立つこと」です。

なぜ誰かの役に立つと幸せになれるのか
騙されたと思って一度手に取ってみてください。

目次

この本を読んでほしい人

  • 自分のことが嫌いな人
  • 他人からどう見られているかが気になる人
  • 幸せになりたい人→全人類

どんな本なのか

岸見 一郎さんと古賀 史健さんのタッグで書かれた本です。
ベストセラーなので聞いたことがある方も多いかと思います。
日本以外でもベストセラーになっています。

アドラー心理学を教えるためにアドラー心理学の第一人者である「哲人」
悩める「青年」の対話形式で内容が進められていく本になります。

ストーリー性のある内容なのでとても読みやすくなっています。

私自身がこの悩める「青年」と重なる部分が多々ありました。
この青年は過剰なほど常に他人の目が気になり、他者の幸せを祝福することもできない劣等感の塊のような人間です。
「哲人」に常に反発しながら主張する姿は自身と重なる部分があり、
とても共感しながら読むことができました。

この「青年」は面白いくらいにひねくれていて「哲人」のことをあらゆる言葉で罵ります。
実はそこが少しツボだったりします。笑

古賀 史健さんの書かれたこちらの本もレビューを書いています。良かったらお読みください。

対話

心に響いたところ

人間の悩みの全ては対人関係

人間の悩みというのは全てが対人関係によるものという事です。

「本当にそうなのか?」

と私自身も考えてみましたが確かにその通りかなと思いました。

「会社に行きたくないという」理由を考えてみたときに

例えば

上司のことが嫌い→もちろん対人関係
仕事が遅い→人と比べるから遅い
給料が低い→これも人と比べるから自分が低いと感じる

このように根底には人がいるから、人と比較するから悩むというところに繋がります。

人と比較するから劣等感を感じます。
劣等感はどのようにして乗り越えれば良いのでしょうか?

劣等感は「客観的な事実」でなく「主観的な解釈」です。

そのため、自分の手で変えることができるということです。

優越性の追及

人は「向上したい」という気持ちを持っています。
できないことをできるようになりたいと思ったことは誰でもあると思います。

そのため劣等感をバネにして前に進もうとします。

劣等コンプレックス

劣等感を言い訳にしてしまって前に進もうとしない人は何も変わりません。

自分の好きなことを犠牲にしてまで変わりたくないという言い訳にしてしまっている状態です。
変わるための勇気がないということです。

例えば

仕事で新しい仕事をはじめるためにメンバーの募集がかかったとしても、
過去に失敗したことを自分の中で言い訳にして、
「どうせ自分は何をやってもダメだから今回も名乗り出るのは止めよう」という思考に走ってしまいます。

それでは何も変わりません。

これは誰の課題

もし自分の子どもが勉強をしなかったら、親としては「勉強をしなさい」と言ってしまうと思います。

勉強をしないことは誰の課題でしょうか?

勉強は子どもの課題です。勉強しなかった結果は子どもに返ってきます。

では親は何もしなくて良いのかというとそうではなく、
「いつでも助ける準備はしている」ということを子どもに伝えておくことです。

課題は分離させなければいけません。

他者の課題には介入せずに、自分の課題には介入させない。
こうすれば対人関係に有用にはたらきます。

課題の分離

横の関係

アドラー心理学では褒めないし、叱りません。

えー!褒めてほしい!
褒められると伸びるタイプなのに!

この行為には「上の人間が下の人間を評価するという」側面があります。
これは縦の関係です。

縦の関係は優劣を生み、劣等感に繋がります。

横の関係を作り、評価しない環境を作ることが大切です。
評価はせずに感謝をします。

「ありがとう」という感謝の言葉は自分が他者に貢献できたということを知ることができます。

他者に貢献できるということ

冒頭に戻りますが「誰かの役に立つこと」ができたときに幸せを感じます。

会社で自分より後輩のことをほめることってありますよね。
それってよくよく考えると評価をしているということです。

それに対して相手は嬉しいと思っているかもしれませんし、
「お前に言われたくないよ」と思っているかもしれません。

でもそう考えてしまうと相手の顔色や人目を気にしてしまいます。
それは相手の課題として捉えましょう。課題の分離です。

いま、ここ

人生にとって大切なことは「いま、ここ」を生きることです。
「いま、ここ」を生きるために過去の事は関係ないですし、
未来にどうあるかは「いま、ここ」では考えなくてもいいです。

人生において到達点を見るのではなく、その瞬間どう生きたかを刹那に見ていきます
将来の資格合格の為に毎日頑張るという考え方ではなく、今日この瞬間にできたことを考えます。

「いま、ここ」を真剣に生きて常にその時の瞬間の物語を完結していきます。

まとめ

人は貢献することで幸せを得ることができます。

何もせずに他者との関わりを遠ざけて生きていく事はとても楽です。
でもそれでは何も変わらず、幸せにはなれません。

「嫌われる勇気」を持って人との関わり合いを増やすことで自分を変えていきたいと思いました。

また「いま、ここ」にある幸せを噛みしめていきたいと思いました。

将来の達成した姿を幸せと捉えるのではなく、「いま、ここ」を最大限に生きたいと思いました。
「いつか」の幸せでなく「いま、ここ」の幸せを考えます。

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